20WKC実行委員会委員長
吉里 彰二
20WKC実行委員会が始動しました。
去る5月、第1回アジア・オセアニア剣道選手権大会(1AOKC)が盛会のうちに閉幕し、世界の剣士の視線はいよいよ来年5月、東京で開催される20WKCへと向けられています。開催国である日本では、このたび実行委員会が発足し、大会成功に向けた本格的な準備が始まりました。
1970年の第1回大会が17ヶ国・地域の参加のもと日本武道館で開催されて以来、WKCは3年毎に開催され、世界の剣士が一堂に会する最高峰の舞台として発展を続けてきました。第10回からは女子の試合も加わりました。その歴史は、勝敗を競うだけではなく、竹刀を交わすことで友情と信頼を育み、剣道の理念を共有する歩みでもあります。今回も65前後の国・地域の参加が期待されます。
第20回という節目を迎える今大会のコンセプトは「未来への継承」、スローガンは「受け継ぎ、前へ。」です。その背景や大会に込めた思いについては、次号以降、この連載の中でご紹介してまいります。
開催国である日本、そして全日本剣道連盟には、大会を成功へ導くだけではなく、剣道発祥国として世界中から集う剣士を迎え、剣道の理念と文化を未来へつないでいく重要な使命があります。国際対応、広報、資金集め、競技進行、会場運営など、多くの関係者がそれぞれの役割を担い、一丸となって準備を進めています。大会は、多くの方々の力と情熱によって支えられているのです。
そこで本号から、20WKC開催に向けたリレーコラムをスタートします。これから11回にわたり、各担当者がそれぞれの持ち場から準備の舞台裏の様子をお届けします。20WKCはどのように創り上げられていくのか、それぞれの現場ならではの工夫や苦労、そして大会に懸ける思いをお伝えしてまいります。
開催まで約10ヶ月。この連載を通じて20WKCへの期待を皆様と共有し、大会成功に向けた歩みをともに見守っていただければ幸いです。
*月刊「剣窓」2026年8月号に掲載
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